以前、こんなエントリを書いた。要約すると、年令を重ねても大人になれていない、大人の階段を登れていない、って話だ。これに対する回答が見つかった。
それは、「大人」とは年齢のように積み重ねていくものではない、ということだ。どういうことか?
人間の個性、考え方の基礎は10代でほぼ完成する。そしてそれは死ぬほど強烈な出来事がない限り滅多に変わることはない。まして、他人からの教育、指示で変わることなど絶対にありえない。
では、「大人」とは何か?
それは、「仮面」をかぶって演じるキャラクターだ。「役割」と言ってもいい。
前のエントリでも例としてあげている「教師」という仮面。「親」という仮面。あるいは「会社員」、「上司」という仮面。人は年齢を重ねると新しい仮面を身にまとう。でもそれはその人の本質が変わるわけではない。仮面を取り外せば10代の子供のままだ。
だから、子供の前では「親」という仮面をかぶっているので子供からは「親」というキャラクターに見える。でも、俺と会っているときは「親」の仮面はかぶっていない。だから昔のままだ(俺と会う時用の、別の仮面をかぶっているのだろう)。
そんな訳で、俺の今までの謎が溶けた。子供の頃、俺が「大人」だと思っていた人たちは「教師」「親」という仮面をかぶって「大人」を演じていた。だが、俺はその仮面は持っていない。だから自分が「大人」じゃないと感じていたんだ。おそらくその仮面は死ぬまで手に入れることはないだろう。
でも俺はそれほど落胆はしていない。もっと別の、素晴らしい仮面を手に入れたからだ。


